JB・JC現状
総会の質問にもありました掲題の件ですが,なんか,クリアに判った気がします.
...といいますのは,たまたま以下の資料を見つけました.
各国のアマチュア局と実験局のコールサインのフォーマットについて,ITUがまとめた資料です:
http://www.docstoc.com/docs/81935903/Call-Sign-Formation-Possibilities
この権威ある資料に,日本についてどう書かれているか?というと,以下のようなものでした:

したがい,いま実験局に割り当てられるのは――
・JB#A~JB#Z,JB#AA~JB#ZZ
・JG#A~JG#Z,JG#AA~JG#ZZ
・JJ#A~JJ#Z,JJ#AA~JJ#ZZ
・JO#A~JO#Z,JO#AA~JO#ZZ
・JS#A~JS#Z,JS#AA~JS#ZZ
――と言えます.
ここで,「#」は「2~9」のいずれかの数字です.
∵実験局――日本ではいまは「実験試験局」と呼んでいます――には,国際的に「1,0」は使われません.
アマチュア局とコールサインの組み立て方が同じなのは,実験局だけです.
両者とも以下のフォーマットを取ります:
・「国籍識別+数字+最大限4字」 で,
・末尾は文字,ただし
・臨時に開設する局の場合には4字を超えてもよい
つまり,実験局で使われていない限りは,そのブロックは,アマチュアから見て空いています.
すなわち,ま,これが結論なのですが――
・JB …… 1~2字サフィックスを除き,すべて空き
(厳密には,JB1・JB0については,1~2字サフィックスを含めてもすべて空き)
・JC …… すべて空き
――と言えます.
別な視点からは――
JB・JG・JJ・JO・JS以外は,1~2字のサフィックスでも空いている
――でもあります.
別な資料,『電波法関係審査基準』で2字目の使い分けを確認しますと,以下のとおりの割り振りとなっています:
・JB …… 電気通信事業者
・JJ …… 防衛庁
・JG …… その他の官公庁
・JO …… 放送事業者
・JS …… その他
また同基準によりますと,サフィックスの割り当て範囲は,以下となっています:
・“本省処理局” …… A~Z,AA~ZZ から
・“地方委任局” …… 以下のとおり
●JB・JG・JJ・JOの場合
・関東 …… 2XA~XZ,WA~WZ,ZA~ZZ
・信越 …… 2YA~YZ
・東海 …… 3XA~XZ
・北陸 …… 3YA~YZ
・近畿 …… 4XA~XZ
・中国 …… 5XA~XZ
・四国 …… 6XA~XZ
・九州 …… 7XA~XZ
・東北 …… 8XA~XZ
・北海道 …… 9XA~XZ
・沖縄 …… 7YA~YZ
●JSの場合
・関東 …… JS2RA~YZ
・信越 …… JS2ZA~ZZ
・東海 …… JS3XA~YZ
・北陸 …… JS3ZA~ZZ
・近畿 …… JS4WA~ZZ
・中国 …… JS5XA~YZ
・四国 …… JS6XA~XZ
・九州 …… JS7XA~YZ
・東北 …… JS8XA~YZ
・北海道 …… JS9XA~YZ
・沖縄 …… JS7ZA~ZZ
“地方委任局”の場合には,サフィックスに
- 1文字 は割り当てられず,また,
- 2文字 の場合でも,大部分の空間は空いている
のが判ります.
このように割り当て空間が削られているのは,実験局のコールサインは「じゃーるじっけん」のような「呼出名称」におおかた移行してしまったためでしょう.
なお,アマチュアのエリア番号とズレているのは,前述のとおり,実験局ではエリア番号に「1,0」が使えないためです.
また,これらのエリア番号は,“本省処理局”の場合にもおなじです.
実際には,『無線局等情報検索』を叩きますと,以下のような例が見つかります:
・JG8XA 独立行政法人国立高等専門学校機構 教育用 (仙台高専)
・JS2SH・JS2SI 株式会社緑星社 実験試験用
・JG2XA 国立大学法人電気通信大学 教育用 (HF Doppler観測用実験局,5006・8006kHz)
・JG7XB 佐賀県 教育用
ではW国のような「資格別コールサイン」and/or「バニティコールサイン」にするか?
前者については...
いまや『無線局等情報検索』で免許内容が開示されるようになりましたので,もはや可能性は少ないのではないでしょうか?
また,直感ですが,十分なキャパシティが確保できるとも思えません.
後者については...
もしかしたら,国の赤字削減のための増収策の一環として,将来可能性がある *かも* しれません.
<<<< 以下,判る人だけで結構(爆) >>>>
■オマケ1


『CQ hamradio』誌1962年2月号から
■オマケ2

■オマケ3

『Hamライフ』誌1972年5月号から(TNX TO JG1KYL)
■オマケ4

『ラジオの製作』誌1984年8月号から
(この答弁が,のちの「JB・JC=火星」説を招いた)
...といいますのは,たまたま以下の資料を見つけました.
各国のアマチュア局と実験局のコールサインのフォーマットについて,ITUがまとめた資料です:
Annex to ITU Operational Bulletinありかはこちら:
No. 867 - 1.IX.2006
BR
RADIOCOMMUNICATION BUREAU
OF ITU
STATUS OF RADIOCOMMUNICATIONS BETWEEN
AMATEUR STATIONS OF DIFFERENT COUNTRIES
(In accordance with optional provision No. 25.1 of the
Radio Regulations)
AND
FORM OF CALL SIGNS ASSIGNED BY EACH
ADMINISTRATION TO ITS AMATEUR AND
EXPERIMENTAL STATIONS
(POSITION ON 1 SEPTEMBER 2006)
http://www.docstoc.com/docs/81935903/Call-Sign-Formation-Possibilities
この権威ある資料に,日本についてどう書かれているか?というと,以下のようなものでした:

したがい,いま実験局に割り当てられるのは――
・JB#A~JB#Z,JB#AA~JB#ZZ
・JG#A~JG#Z,JG#AA~JG#ZZ
・JJ#A~JJ#Z,JJ#AA~JJ#ZZ
・JO#A~JO#Z,JO#AA~JO#ZZ
・JS#A~JS#Z,JS#AA~JS#ZZ
――と言えます.
ここで,「#」は「2~9」のいずれかの数字です.
∵実験局――日本ではいまは「実験試験局」と呼んでいます――には,国際的に「1,0」は使われません.
アマチュア局とコールサインの組み立て方が同じなのは,実験局だけです.
両者とも以下のフォーマットを取ります:
・「国籍識別+数字+最大限4字」 で,
・末尾は文字,ただし
・臨時に開設する局の場合には4字を超えてもよい
つまり,実験局で使われていない限りは,そのブロックは,アマチュアから見て空いています.
すなわち,ま,これが結論なのですが――
・JB …… 1~2字サフィックスを除き,すべて空き
(厳密には,JB1・JB0については,1~2字サフィックスを含めてもすべて空き)
・JC …… すべて空き
――と言えます.
別な視点からは――
JB・JG・JJ・JO・JS以外は,1~2字のサフィックスでも空いている
――でもあります.
別な資料,『電波法関係審査基準』で2字目の使い分けを確認しますと,以下のとおりの割り振りとなっています:
・JB …… 電気通信事業者
・JJ …… 防衛庁
・JG …… その他の官公庁
・JO …… 放送事業者
・JS …… その他
また同基準によりますと,サフィックスの割り当て範囲は,以下となっています:
・“本省処理局” …… A~Z,AA~ZZ から
・“地方委任局” …… 以下のとおり
●JB・JG・JJ・JOの場合
・関東 …… 2XA~XZ,WA~WZ,ZA~ZZ
・信越 …… 2YA~YZ
・東海 …… 3XA~XZ
・北陸 …… 3YA~YZ
・近畿 …… 4XA~XZ
・中国 …… 5XA~XZ
・四国 …… 6XA~XZ
・九州 …… 7XA~XZ
・東北 …… 8XA~XZ
・北海道 …… 9XA~XZ
・沖縄 …… 7YA~YZ
●JSの場合
・関東 …… JS2RA~YZ
・信越 …… JS2ZA~ZZ
・東海 …… JS3XA~YZ
・北陸 …… JS3ZA~ZZ
・近畿 …… JS4WA~ZZ
・中国 …… JS5XA~YZ
・四国 …… JS6XA~XZ
・九州 …… JS7XA~YZ
・東北 …… JS8XA~YZ
・北海道 …… JS9XA~YZ
・沖縄 …… JS7ZA~ZZ
“地方委任局”の場合には,サフィックスに
- 1文字 は割り当てられず,また,
- 2文字 の場合でも,大部分の空間は空いている
のが判ります.
このように割り当て空間が削られているのは,実験局のコールサインは「じゃーるじっけん」のような「呼出名称」におおかた移行してしまったためでしょう.
なお,アマチュアのエリア番号とズレているのは,前述のとおり,実験局ではエリア番号に「1,0」が使えないためです.
また,これらのエリア番号は,“本省処理局”の場合にもおなじです.
実際には,『無線局等情報検索』を叩きますと,以下のような例が見つかります:
・JG8XA 独立行政法人国立高等専門学校機構 教育用 (仙台高専)
・JS2SH・JS2SI 株式会社緑星社 実験試験用
・JG2XA 国立大学法人電気通信大学 教育用 (HF Doppler観測用実験局,5006・8006kHz)
・JG7XB 佐賀県 教育用
ではW国のような「資格別コールサイン」and/or「バニティコールサイン」にするか?
前者については...
いまや『無線局等情報検索』で免許内容が開示されるようになりましたので,もはや可能性は少ないのではないでしょうか?
また,直感ですが,十分なキャパシティが確保できるとも思えません.
後者については...
もしかしたら,国の赤字削減のための増収策の一環として,将来可能性がある *かも* しれません.
<<<< 以下,判る人だけで結構(爆) >>>>
■オマケ1


『CQ hamradio』誌1962年2月号から
■オマケ2

■オマケ3

『Hamライフ』誌1972年5月号から(TNX TO JG1KYL)
■オマケ4

『ラジオの製作』誌1984年8月号から
(この答弁が,のちの「JB・JC=火星」説を招いた)
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